伝記「八洲秀章の生涯」刊行


「美鈴店主の思い出話」でも話題になっていた、八洲秀章氏の伝記が刊行されました。
なんと真狩村が出版元なのですね。
札幌市内のなにわ書房・紀伊国屋書店・旭屋書店で取り扱っています。

札幌地区以外で本のご購入を希望の方は、真狩村振興課へ直接お電話でお申込み下さい。
詳しくは真狩村作成 の宣伝チラシをご覧下さい。

地元紙・鎌倉朝日に次のような紹介記事が載っていました。また、北海道の有力紙・北海道新聞に掲載された記事も併せて紹介します。
(切り抜きも掲載しています)



鎌倉ゆかりの作曲家八洲秀章の伝記
  出身地の北海道真狩村が刊行

戦前から鎌倉に住み、「さくら貝の歌」「あざみの歌」などで知られる作曲家八洲秀章の伝記を出身地北海道虻田郡真狩村が三月末出版した=写真。
没後十八年になり、八洲を知らない世代が増えていることや、北海道の文化芸術に貢献したことを記録に残しておきたいと、同村が取り組んだ。
真狩村出身のフリーライター下山光雄さんが北海道、東京、鎌倉などでの取材や関係者の寄稿、インタビューをもとに八洲の生涯をつづったもので、昭和の音楽史に残る八洲メロディーの足跡をたどることができる。
遠藤実、北島三郎、島倉千代子ら芸能人も寄稿。鎌倉雪ノ下の和菓子店美鈴の内記進さんも八洲との交流の思い出を書いている。
八洲秀章(一九十五〜八十五)は開拓農家の生まれ、農業に従事したが大怪我をしたのを機に作曲家を志し上京した。十九四○年に「高原の旅愁」でデビュー、その後「あざみの歌」「さくら貝の歌」「山のけむり」「マリモの歌」などや童謡、交響詩「開拓者」などを作曲した。山田耕筰に師事。
鎌倉住まいで親しかった作詞家和田隆夫とともに後世まで歌い継がれる鎌倉の新しい愛唱歌をつくろうと取り組んでできたのが「鎌倉ソング」「鎌倉抒情」。この「鎌倉抒情」(十九八五年作)が八洲の遺作となった。
「さくら貝の歌−八洲秀章の生涯」A5判四一三ページ、定価税込み三千円。
問い合わせ・購入申込みは真狩村役場振興課TEL:0136-45-3613



音楽史に偉大な足跡

真狩村出身作曲家 故八洲秀章さん 村が伝記出版

後志管内真狩村はこのほど、郷土出身の作曲家、八洲秀章さん(やしま・ひであき、1915−85年)の伝記「さくら貝の歌」を発刊した。
八洲さん(本名・鈴木義光)は、同村泉地区の農家の二男として生まれた。いったん家業を手伝ったが、馬車の事故で大けがをしたのを機に作曲家を目指し、21歳で上京。伝記のタイトルにもなった代表作「さくら貝の歌」(39年)が認められ、山田耕筰に師事した。
その後も「あざみの歌」(49年)「毬藻(マリモ)の歌」(53年)などのヒット曲を連発。開道百年記念の交響詩「開拓者」(68年)から、道内各地の校歌に至るまで、三千曲を超える「八洲メロディー」を世に送り出した。また、島倉千代子、藤圭子といった人気歌手も育てるなど昭和の音楽史に偉大な足跡を残した。
伝記を執筆したのは、同村出身で、フリーライターの下山光雄さん(53)=東京都在中=。鎌倉にある八洲さんの自宅から見つかった未発表の資料を元に、親族や関係者にインタビューするなどして一年がかりでまとめた。巻頭には北島三郎さんの寄稿も載せた。
A5判432ページ。初版二千部を発行し、札幌の旭屋書店、紀伊国屋書店、なにわ書房の三店で販売する。定価三千円(税込み)。問い合わせは真狩村振興課TEL.0136-45-3613へ。
 

 


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