初日と、23日昼・夜公演を観てまいりました。
23日の昼公演では、拍手、そういえば曲が終わったあとにありま
せんでしたね。
夜公演にもカメラが入っていましたが、夜は曲が終わった後に拍
手が起こりました。自主規制ではなさそうですね。
自分はといえば、舞台を観ているのを忘れてしまうほど、舞台を
見入ってしまったようです。
沢木さんのYAKUMO素晴らしかったです。
そして、23日の夜公演には、小泉八雲さんのお孫さんが観劇にい
らっしゃっていました。
相手役がいない舞台というのは、これほどまでに大変なものなの
か。と正直驚きました。
一人で会話を成立させる難しさや、セリフが膨大な量になったり
するのは、想像していたのですが、一番大変だと思ったのは、客
席に向かって語りかけながら、そこにいる観客に語りかけず、芝
居を維持するための舞台空間の緊張感を、最後まで一人で維持し
なくてはいけない難しさ。
すごいと思いました。通常の舞台では、相手役をみて、相手役に
向かってセリフを言うことで舞台の上の芝居空間を維持すること
ができますが、ソロミュージカルでは、たった一人自分だけが頼
りです。
そして、役になりきるための助けになりそうな衣装やメイクがな
い。その代わり彫刻が素晴らしい効果を生んでて、まるでそこに
人物がいるような気がいたしました。
特に23日は、驚くほど圧倒的は存在感を、舞台全体に感じまし
た。しかもそれほど大変な一人芝居・ソロミュージカルを何気な
く自然に演じていらっしゃる沢木さん。改めて役者としての素晴
らしさを実感いたしました。
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